25年前、証明写真機Ki-Re-iは「これまでの証明写真機とは違うものを」と誕生しました。
それから四半世紀。できることも、デザインも、取り巻く社会も大きく変化しました。
一方で、Ki-Re-iには誕生当時から変わらず大切にしてきたものもあります。
立ち上げ時からKi-Re-iに携わってきたデザイナーAさんとともに、25年間受け継がれてきた「Ki-Re-iらしさ」をひもといていきます。
できることは、25年間で大きく増えた
Ki-Re-i店長
Ki-Re-iはこの25年間、撮影画像のデータダウンロードや各種申請への対応など、証明写真を撮る以外にもできることを広げてきました。こうした進化について、Aさんはどう感じていますか?
Aさん
最初の機種も、スタジオのような5灯ライティングや「撮影〜プリント」までのフローのデジタル化など、当時としてはかなり新しいことに挑戦していました。その後も時代に合わせてできることを増やしてきましたよね。それはすごくKi-Re-iらしいと思います。
Ki-Re-i店長
何でも機能を足せばいいわけではなく、その時代の利用者が必要としているものを見ながら、新しいものを取り入れていくということですね。
Aさん
そうです。最初に目指したのも、それまでの証明写真機の常識にとらわれないことでしたから、時代の少し先を見ようとする姿勢は25年間ずっとつながっているのかもしれませんね。
「Ki-Re-i」というブランド名が、
品質の基準にもなった
Ki-Re-i店長
Ki-Re-iでは「きれいに撮れる」だけでなく、室内の清潔さやライティング、日々のメンテナンスも大切にしてきました。こうした部分もブランドにつながっているのでしょうか?
Aさん
もちろんだと思います。「Ki-Re-i」というブランド名なのに機体そのものが汚れていたら、やっぱり違和感がありますよね。証明写真は毎日撮るものではなく、就職活動や免許証など、その人にとって大切なタイミングで利用することが多い。だから、気持ちよく使える環境であることも重要です。
Ki-Re-i店長
「Ki-Re-i」というブランドは、ロゴや筐体のデザインだけに支えられているわけではないんですね。
Aさん
外観や室内をきれいに保つこと、きちんとライティングされること、いつ使っても気持ちよく撮影できること。その積み重ねがKi-Re-iの25年間を支えてきたのではないでしょうか。「Ki-Re-i」というわかりやすいブランド名だからこそ、自然とそれにふさわしい品質を守ろうという意識にもつながっていったと思います。
操作画面には、25年前の思想がいまも
残っている
Ki-Re-i店長
Aさんは立ち上げ当初から操作画面のUI設計にも携わっています。25年間、変わらず大切にしてきたことはありますか?
Aさん
ずっと大切にしているのは「迷わず使えること」です。説明を増やしすぎると、逆に何を見ればいいのかわからなくなります。だから、余白を生かし、本当に必要な情報へ自然に目が向くようにすることを意識してきました。情報を詰め込みすぎるのを避け、どのような利用シーンであっても、多くの方が迷わず目的の操作へ進めることを第一に考えています。
Ki-Re-i店長
そういえば、操作画面にあまり大きな変化はないですね。
Aさん
実は、大枠はほとんど変わっていません。新しいサービスは増えても、「選ぶ、位置を合わせる、撮る」という基本動作は同じですから。変える必要がないものは無理に変えず、シンプルでわかりやすく保つ。その“引き算”の考え方は25年前から変わっていません。
ブランドができると、
つくる側の意識も変わる
Ki-Re-i店長
「Ki-Re-i」というブランド名やロゴマークは、お客さまだけでなく、サービスを提供する側にも大きな影響を与えました。それまでは漠然としていた「何を目指す証明写真機なのか」が明確になり、社内でも製品への愛着やモチベーションが高まりました。
Aさん
それは私自身も感じていました。ブランド名やロゴマークができたことで、つくる側にも「自分たちは何を大事にするのか」という共通認識が生まれていったと思います。単に「証明写真機サービスを手がけている」というのと、「Ki-Re-iというサービスを手がけている」というのでは、意識も変わりますよね。外から見た印象と、つくる側のアイデンティティー。その両方が重なっていくことが、ブランドを長く育てていく力になるのだと思います。
新しいシンボルにも、
受け継がれた「Ki-Re-iらしさ」
Ki-Re-i店長
現在のKi-Re-iでは、長く親しまれてきた花から、新しいシンボルへとデザインも進化しています。新しいシンボルを見て、どんな印象を持ちましたか?
Aさん
以前の花の形をそのまま残すのではなく、カメラの絞りやシャッターを思わせる、少し未来的なデザインになっていますよね。でも、まったく別のものになったとは感じませんでした。「Ki-Re-i」というブランド名は残っていますし、花や写真から生まれたエッセンスも感じられる。25年前の形を、そのままずっと残してほしいとは思っていません。それよりも、当時大切にしていた考え方を理解したうえで、その時代に合った新しいものに更新してもらえることの方がうれしいです。
形ではなく、エッセンスが受け継がれている。それが何よりうれしかったですね。
次の25年のKi-Re-iへ
Ki-Re-i店長
25周年を迎え、新しいシンボルが生まれるなど、Ki-Re-iも次の時代へ向けて動き始めています。最後に、これからのKi-Re-iに期待することを聞かせてください。
Aさん
そもそもKi-Re-iは、証明写真機にブランド名をつけること自体が新しかった時代に、それまでの常識にとらわれずにつくったブランドです。今後も技術やサービスは時代に合わせてどんどん変わっていくべきだと思いますが、常にその起点にあった「使う人のことを考える」という姿勢は大切にしていきたいですね。次の25年でKi-Re-iがどんな進化を遂げるのか、今から楽しみでワクワクしています!








